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第25回「尾道を描く」写生大会
- 事業名
- 第25回「尾道を描く」写生大会
- 審査日
- 令和3年8月4日(水)~6日(金)
- 大会会場
- 尾道市立美術館 尾道市市民会館ほか 尾道市街
- 参加生徒数(校数)
- 89人(20校)
- 参加校
- 呉宮原,五日市,福山商業,吉田,加計,河内,祇園北,福山葦陽,府中東,安古市,庄原実業,広島皆実,戸手,尾道東,因島,三原,暁の星,総合技術,三次,尾商
昨年度,長年続けてきたこの写生大会もコロナ禍の中で残念ながら中止と判断せざるを得ませんでしたが,今年度は参加人数を例年の半数以下に制限し開催することとなりました。また例年,3日間の現地制作ということで,4か所の宿泊地に分かれ2泊しての活動としていましたが,基本的に現地集合,現地解散とし,尾道市美術館で行っていた開会式,尾道市市民会館での閉会式を参加生徒が集合することなく,直接写生する現場に行っての制作となりました。
引率,指導される各校の顧問の先生方には,例年に増す猛暑の中での制作で生徒の体調管理と感染予防対策に細心の注意を払いながら3日間の指導を行っていただき,特に体調を崩す参加生徒を出すこともなく,無事に3日間を過ごすことができました。
本大会では生徒にとって描写やものの見方などの技術の向上だけでなく,尾道の地元の人や観光客の人とのふれあいや交流が人間的な成長に大きく貢献しています。1年開けてしまった今大会でも商店街や路地で描く生徒の様子を見て,地元の人々から温かい応援の声や冷たい飲み物の差し入れをいただき,多くの生徒がどれだけ励みになったことでしょう。
今回最優秀賞を受賞された因島高校2年上田琉嘉さんの作品『小路』はノスタルジックな雰囲気の路地の先に明るく輝く石階段,手前に「今」を感じさせるラーメン屋さんの幟,そこのに暮らす人々の生活を感じさせるものでした。
例年行っていた審査会後の閉会式での受賞作品の発表も今年はできませんでしたが,これまでにない取り組みとして,2学期の学校が始まりその後に受賞作品のWeb美術館を設置し,参加した美術部の生徒に広く鑑賞し,素晴らしい作品を紹介することができました。
この大会の共催として尾道市立美術館様並びに審査会場を提供していただいた尾道市市民会館様に厚くお礼を申し上げます。
大会運営委員長 藤井 啓二
(広島県立府中東高等学校)