全国高校総文祭 美術工芸部門

全国高校総文祭美術工芸部門とは

 全国の優れた美術工芸作品が集結する、年に一度の全国高校生のための展覧会です。参加のレポートを見ることができます。

TOPICS

総合文化祭に関する新着情報

2024.11.29

第56回 広島県高校総合文化祭美術工芸展(中央展)の報告を掲載しました。
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2024.2.21

県高校総合文化祭三次地区展の様子を掲載しました。
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2022.9.12

<教職員向け情報>各コンクール並びに中央展の実施要項と、webシステムの手順書(マニュアル)を掲載しました。
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<2023かごしま総文>第47回全国高等学校総合文化祭 美術・工芸部門

県代表選考作品

準備中

<2022とうきょう総文>第46回全国高等学校総合文化祭 美術・工芸部門

 【リンク】第46回全国高等学校総合文化祭「とうきょう総文」公式ホームページ

県代表選考作品

<2021わかやま総文>第45回全国高等学校総合文化祭 美術・工芸部門

県代表選考作品

<2020こうち総文>第44回全国高等学校総合文化祭 美術・工芸部門

県代表選考作品

準備中

<2019さが総文>第43回全国高等学校総合文化祭 美術・工芸部門

県代表選考作品

会期
令和元年7月27日(土)~31日(水)
会場
佐賀県立博物館・美術館等
県代表参加生徒数
10人
参加校
福山明王台,市立沼田,市立舟入,安古市,加計,国泰寺,広島皆実,神辺,呉宮原

第43回全国高等学校総合文化祭「2019さが総文」が7月27日~8月1日までの6日間にわたり、佐賀県内各地にて開催されました。広島県からは生徒10名、教員11名の計21名が7月27日~29日の3日間の日程で参加しました。

大会初日は、佐賀市文化会館大ホールにて行われた総合開会式に参列しました。参列者全員で行う、佐賀弁でのラジオ体操第2や、佐賀県生徒実行委員と次年度開催の高知県生徒実行委員の掛け合いによるステージ、国際交流として様々な国のダンスの披露、そして構成劇「蒼天の翼」。どれも時間をかけて作り上げた生徒と教員の研鑽の成果が見られました。会場スタッフの、笑顔で気持ちのいい挨拶も含めて、おもてなしの心の感じられる素晴らしい総合開会式でした。その後、佐賀市市街地で行われたパレードを見に行きました。美しい衣装と華やかな動きのバトントワリング、一糸乱れぬ動きと迫力ある演奏のマーチングバンド。どの団体も美しく、力強いパフォーマンスでした。

翌日の午前中は、佐賀県立博物館・美術館で各都道府県代表の展示作品をじっくりと鑑賞しました。展示会場入口には、佐賀県の美術部の生徒が制作した47都道府県の名産・名物を描いたモニュメントがお出迎え。会場内には高校生の作品とは思えないようなレベルの高い作品が並び、参加生徒からも「凄すぎ・・」との声がこぼれるほど。多くの作品に圧倒されながらも、自分の自慢の作品の位置を、午後の鑑賞交流会のために確認しました。

午後からは市村記念体育館での部門開会式の後、各グループでカードゲームによる自己紹介、グループごとに美術館に移動して対話型鑑賞交流会に取り組みました。カードゲームのおかげか、どのグループもすぐに打ち解け、出身地は様々でも、美術への想いは同じといわんばかりに、自分のそしてお互いの作品について語り合いました。作品を通して伝えたいことを伝える難しさや、受け取る側の感性や視点、経験などによって見えるものの違いなど、生徒たちは大きな刺激を受けたようです。

最終日は研修講座に参加。講座は23に分かれており、それぞれの講座の講師は、大学の教授や、現役の作家・デザイナーなど錚々たる顔ぶれでした。研修講座では、今までに触れたことのない技術に胸を躍らせたり、より深い学びをしたりと、講座ごとに個性あふれる充実した内容でした。出品作品の講評についても、今年度は全ての作品がそれぞれの講座の講師により丁寧に講評してもらい、全ての生徒が貴重な学び機会をいただきました。

「2019さが総文」という原点で、カードゲームや鑑賞交流、研修講座を介して、全国の高校生たちや、今まで気付かなかった視点や技術に出会い、ここで得たものを生かし自分の目指す未来へ舞い上がるという、生徒の行く末を明るく照らすような大会でした。

引率代表 牧原 義英
(広島県立加計高等学校)

<2018信州総文>第42回全国高等学校総合文化祭 美術・工芸部門

会期
平成30年8月7日(火)〜11日(土)
会場
上田市立美術館
県代表参加生徒数
11人
参加校
沼田,熊野,広島国泰寺,河内,基町,如水館,舟入,広島皆実

長野県上田市にて、第42回全国高等学校総合文化祭「2018信州総文祭」が8月7日~11日までの5日間にわたり開催されました。広島県からは生徒11名、教員12名の計23名が8月10日~12日の3日間の日程で参加しました。

大会初日は、サントミューゼにて各都道府県代表の展示作品をじっくりと鑑賞しました。展示会場入口には、長野県の美術クラブの生徒が制作したインスタレーション「Peace Apple Project」がありました。壁面に、水墨画で平和への願いのこもったリンゴの木を描き、長野県特産の内山和紙を使った400個ものリンゴの張り子が、赤い糸で吊るされ私たちを出迎えてくれました。この張り子は長野県の美術クラブの生徒が一つ一つ手作りし、同じ形は無いということでした。

翌日の午前中は、サントミューゼ大ホールにて美術・工芸部門開会式及び講演会・講評会に参加しました。 現代美術家で京都造形芸術大学教授のヤノベケンジ先生に、独自の視点で講評頂いた後、講演会では自らの体験を基に、『怒涛の自作語り』というテーマでお話し頂きました。その中でヤノベ氏の「モノを表現するには全てに真剣に向き合うことが大切」という言葉に、生徒も制作する上で大切なものをまた一つ身に付けたのではないかと思いました。

午後からは各グループに分かれて対話型鑑賞会に取り組みました。それぞれの地域の方言も交えながら制作中の苦労や作品に込めた想いなど作品を通して語り合いました。交流する中で、技法やモチーフのとらえ方など新たな発見があったようで、参加した広島県の生徒も皆生き生きとして会場を後にしました。

「2018信州総文祭」に参加して、高校生だけでなく、教員も作品から熱い想いを感じとることが出来ました。今しか表現できない、高校生にしか感じ取れないものを形にした作品からは、制作に対する真摯な姿勢が感じとれました。また長野県の生徒・先生方の温かいおもてなしに感動もし、全国の作品を鑑賞できるだけでなく、全国の美術を学ぶ高校生との心の交流ができた大会でした。

引率代表 横田 招
(如水館高等学校)

県代表選考作品

 作品画像準備中


参加生徒によるコメント

<2017みやぎ総文>第41回全国高等学校総合文化祭 美術・工芸部門

県代表選考作品


参加生徒によるコメント

会期
平成29年7月31日~8月4日(金)
会場
宮城県立美術館
県代表参加生徒数
12人
参加校
沼田、熊野、広島国泰寺、安芸、神辺、府中、基町、安芸府中

仙台市内にて第41回全国高等学校総合文化祭「みやぎ総文2017」が7月31日~8月4日まで開催されました。広島からは生徒12名、教員11名の計24名が7月31日~8月2日の3日間、2泊3日の日程で参加しました。

大会初日は宮城県立美術館にて展示作品を鑑賞した後、仙台駅周辺で行われたパレードを見に行きました。全国から集まった優れた作品の数多くを見て多くの刺激を受け、パレードでは様々な地域の高校生たちのエネルギッシュなパフォーマンスに圧倒されました。

翌朝、東日本大震災で津波の被害を受けた若林区にバスで移動しました。そこで被災直後の写真・映像等を展示する遺構として公開されている荒浜小学校を見学させていただきました。様々な資料を見て解説を聞く中で、改めて津波の脅威を知るとともに、防災について考えさせられました。

午後からは仙台国際センターに移動し、開会式および作品講評会に参加しました。「ジョジョの奇妙な冒険」などで知られる漫画家・荒木飛呂彦先生による作品講評会では、展示作品を荒木先生独自の視点で講評していただいたほか、キャラクター作りや絵を描く際に考えていることなど、様々なお話を聞くことができました。質問時間には多くの生徒が積極的に質問を行い、荒木先生の言葉にしっかり耳を傾けていました。

最終日は、作品交流会及び七夕飾り制作グループワークに取り組みました。様々な地域の生徒と作品について語り合い、交流する中で、様々な発見・学びがあったようです。広島の参加生徒たちは、皆生き生きとした表情で会場を後にしました。

 「みやぎ総文2017」へ参加し、改めて全国の美術を学ぶ高校生たちの優れた作品や熱意に感銘を受けました。また、宮城の生徒・先生方のあたたかい心配りがとても有難かったです。昨年の広島大会から、良いバトンが繋げていることを実感できた大会でした。

引率代表 鈴木 遥子
(広島市立基町高等学校)

<2016ひろしま総文>第40回全国高等学校総合文化祭 美術・工芸部門

会期
7月30日(土)~8月3日(水)展示<全国美術・工芸部門作品展>
7月31日(日)<部門開会式及び講演会・講評会><生徒交流会>
会場
<作品展示>広島県立美術館
<部門開会式他>広島県立総合体育館武道場
概要
美術・工芸部門では7月30日~8月3日,広島県立美術館で作品展を開催しました。各都道府県から選抜された絵画・彫刻・デザイン・版画・工芸・映像などの秀作400点を県民ギャラリー,1階・地下ロビー,講堂,映像コーナーに展示しました。7月31日は広島県立総合体育館武道場で部門開会式と明治学院大学教授・美術評論家の山下裕二先生をお迎えし,講演会・講評会を開催しました。交流会としては,広島発祥のけん玉による交流,県立美術館までの移動を利用した,グループごとのクイズなどによる交流,そして,作品を前にしての鑑賞会を実施しました。また,会場には「高校生が描くヒロシマの“青い絵”」を展示しました。

生徒実行委員長より

お礼のことば 

 
 今年の夏は,私の人生の中で一番輝いた夏でした。
 美術工芸部門は「言葉にできない大会」そして「一期一会を大切にしたおもてなし」を目標に準備を重ねてきました。来場した皆さんにどんなおもてなしをしようか,自分たちは大会を成功させるために何をすることができるだろうか,など,どのように大会を作っていくのかをみんなで何度も考えました。その中で壁にぶつかることもありましたが,目標に向かって共に頑張る仲間たちに励まされ頑張ることができました。「47年に1度の歯車、今始動!」これは私たちが活動を始めて間もないころに考えたキャッチコピーですが,文字通り総合文化祭が広島で開催されるのは47年に1度のことです。皆さんとの出会いは,たくさんの偶然が重なって生まれたまさに一期一会な出会いだと思います。皆さんをお迎えすることができて,本当によかったです。
 ひろしま総文ではアートけん玉の展示や作品交流会,山下裕二先生の講演の他に,「高校生の描くヒロシマの青い絵」の展示を行い,ヒロシマの美術部員がそれぞれの想いをこめて描いた青い絵を全国の方々に見て頂くことができました。これを機に,1人でも多くの高校生がヒロシマについて,平和について思いを馳せてくださったら嬉しいです。
ひろしま総文を通して,たくさんの笑顔が生まれ,たくさんの出会いが生まれ,新しい価値観や新しい自分が見つかったのではないでしょうか。私から見た広島大会は,来場してくださった皆さん,運営スタッフ,みんなが輝いている高校生らしい,高校生が主役の大会でした。その光景を見て,委員長をやってきてよかったと心から思いました。大会を完成させることができたのは,全国から来場してくださった皆さんのおかげです。また,大会運営を一緒に頑張ってきたスタッフのみんな,いつも私たちを支えてくださった先生方,たくさんの人たちのおかげで私は美術工芸部門の委員長をやり遂げることができました。そして,このような言葉にできない大会を実現することができました。3年間委員長を務めさせていただいたこと,みんなと一緒に活動できたことを誇りに思います。ひろしま総文にかかわったすべての皆さん,本当にありがとうございました。

美術・工芸部門 生徒実行委員長 吉本愛梨 ( 広島県立広島国泰寺高等学校 3年 )

部門開会式及び講演会・講評会

会場
広島県立総合体育館 武道場
部門開会式
8:00
  受付・開場、着席
8:55~9:00
 オープニング映像、パフォーマンス
講演会・講評会
9:20~10:20
 講師 山下裕二先生
 (明治学院大学文学部芸術学科教授 日本美術史家 美術評論家)
 「日本美術へのいざない-伊藤若冲を中心に-」
開会式前パフォーマンス
開会宣言
生徒実行委員長挨拶
次年度開催権宮城県の皆さん
講師 山下裕二先生
講演会の様子

生徒交流会

会場
(1)交流会1(けん玉交流) 第1会場 広島県立総合体育館武道場
(2)移動交流(案内・ゲーム)第1会場と第2会場往復の道中
(3)交流会2(対話式鑑賞) 第2会場 ロビー・ギャラリー・講堂
内容
(1)交流会1 けん玉交流
・けん玉の技やゲームを各班に分かれて講師の指導で実施。
・けん玉世界チャンピオンの模範演技を鑑賞。
・アートけん玉を鑑賞。
・広島県の高校生が制作した“ひろしまけん玉”を各自持ち帰る。
・各自“ひろしまけん玉”を持ち帰ってアートけん玉を制作して広島大会HP上で「仮 全国高校生アートけん玉展」を開催する。

(2)移動交流
・各班でリーダー(ナビゲーター)の引率で会場を移動しながら広島の観光案内とゲームを実施。

(3)交流会2 対話式鑑賞
・美術館に展示された全国の代表作品を各班に分かれて鑑賞。
・リーダーを中心に各班で対話形式で鑑賞。
けん玉模範演技
けん玉交流
移動交流
広島クイズ
鑑賞交流1
鑑賞交流2

美術・工芸部門諸会議

会場
ひろしま美術館 講堂
内容
各都道府県代表者会議 7月30日(土) 14:00~16:00
専門部会 顧問会議  7月31日(日) 10:30~11:30
事務引継会      7月31日(日) 11:45~12:45