平和公園アート大会

平和公園アート大会とは

 これからを生きる若者たちが,『ヒロシマ』を通して感じる平和のイメージを存分に表現することを目的としています。
 また参加各校生徒の親睦と表現技術の研鑽、新しい表現方法の発見を志しながら1日で作品を完成させます。広島市民にとっては身近な平和記念公園ですが、公園内を散策し観察してみると新たな発見があるでしょう。
 アート大会に参加することで、平和の意味を深く考え、表現して欲しいという思いを込めて大会を行っています。

TOPICS

大会に関する新着情報

2022.9.14

第13回平和公園アート大会の結果を掲載しました。
ページを見る

2021.12.14

第12回平和公園アート大会の受賞結果を掲載しました。
ページを見る

2021.11.3

今日は文化の日です。

» 続きを読む

第13回平和公園アート大会

審査日
令和4年6月4日(土)
大会会場
広島平和記念公園
参加生徒数(校数)
168名(18校)
参加校
五日市 井口 大柿 加計 熊野 県立広島 河内 国泰寺 庄原実業 市立広島商業 誠之館 日彰館 ひろしま協創 舟入 皆実 宮原 安田女子 吉田(五十音順)

 今年度は6月開催に戻り、写生大会にはうってつけの天候で行うことが出来ました。参加人数は168名で昨年と比較して2倍近くの参加者となり、にぎやかな大会となりました。

 作品全体としてはやはり原爆ドームをモチーフとした作品が多く、色彩豊かで、大胆な構図で描かれている作品に票が集まりました。

 大賞の作者である皆実高校の市原凪紗さんは、アート大会初の2大会連続大賞となりました。作品は色味が鮮やかで、柔らかな光を感じさせる秀作です。制作途中に市原さんの様子を見ていると、特殊な技法を使っていました。完成した作品を見るとその表現技法が効果的に画面にあらわれています。日頃から画材の特性を研究し、オリジナルの技法を模索しているからこそ、このような秀作が完成したのだと思います。

 来年度もアート大会を盛り上げ、さらに発展させるために皆様の参加とご協力をよろしくお願いいたします。

大会運営委員長 水野悠史
(安田女子中学高等学校)

大賞

「声明」
広島皆実 3年 市原凪紗

作者のコメント

原爆ドームの重厚な存在感を実際に肌で感じながら描きたいと思い,昨年よりも更に原爆ドームに近い場所を選んで描いた。現在の広島の平和な姿を感じられるよう明るい色彩を多く使い,原爆についてより多くの人々に知ってほしいという気持ちを込め,広がるイメージの円形の構図を意識して描いた。また,平和公園には修学旅行生の姿も多くみられ,広島に生まれ育った私たちが,この広島の地から平和を発信していかなくてはいけないと感じた。

準大賞

「願い」
熊野 3年 下村野乃彩

作者のコメント

平和公園で原爆ドームを描いている時に修学旅行生が平和学習をしていたり、観光ガイドさんの歴史等の話を聞きました。その後、学生さんに「核兵器廃絶の著名をお願いします」と言われ著名し、核兵器についての紙を貰いました。そういう出来事に遭遇し自分は、平和や核兵器廃絶に興味関心を他県の人が持っている、考え行動を起こしている人がいるという事に驚きました。私も小学生の時平和学習や実際に原爆被害にあった人にお話を聞きに行ったり、身内に亡くなった人がいるのでそう人のみならずたくさんの方に平和について考えてもらいたいなと思います。去年とは違い原爆ドーム下で描いたので通り道の人の会話がよく耳に入り色んな考えの人がいるという事を知れました。去年も家族連れの親子と少しお話をしましたが今年もより有意義な平和公園アート大会になったと思います。とても楽しかったです。

奨励賞

「無題」
ひろしま協創 3年 寺崎温汰

「夢が落とされた日の」
広島皆実 2年 野濱美咲

「空」
福山誠之館 2年 竹下莉奈

「爪痕」
広島皆実 3年 川北紗世

「希望の光」
熊野 3年 福間知考

「平和と警告」
福山誠之館 3年 藤井佑季

新人賞

「世界に羽ばたく 平和への願い」
熊野 1年 益本湧光

「潤」
舟入 1年 角野綾香

「すがる」
呉宮原 1年 奥本菜々子

第12回平和公園アート大会

審査日
令和3年10月30日(土)
大会会場
広島平和記念公園
参加生徒数(校数)
93名(15校)
参加校
熊野、五日市、庄原実業、市立広島商業、広島皆実、河内、広島国泰寺、広島井口、加計、県立広島、大柿、安田女子、市立舟入、誠之館、安田女子、ひろしま協創(五十音順)

 昨年はコロナウイルスの影響で開催できず、今年も時期を変更してようやく開催することができました。例年よりも参加者が少なかったですが作品は力作ぞろいでした。

 大賞の作品は原爆ドームの周りを、折り紙が折り鶴に変化しながら羽ばたいています。その表現がドームを取り巻く雰囲気を上手く表現しており、絵に奥行きを作ることに成功しています。また明度計画もしっかりとされており、遠くから見ても目の引く作品となっていました。

 11月になってコロナウイルスは落ち着いてきましたが、これから先どうなるかは予測出来ません。1日も早く以前の日常を取り戻し、来年も開催できることを願っています。

大会運営委員長 水野悠史
(広島県立祇園北高等学校)

大賞

広島皆実 2年
市原凪紗

準大賞

ひろしま協創 2年
寺崎温汰

奨励賞

熊野 3年
金谷巴花

熊野 3年
片岡稔里

福山誠之館 2年
塩山真子

福山誠之館 2年
藤井佑季

広島皆実 2年
川北紗世

新人賞

県立広島 1年
山野里友

福山誠之館 1年
竹下莉奈

安田女子 1年
冬野那奈

第11回平和公園アート大会

審査日
令和元年6月8日(土) 天気:曇り
大会会場
広島平和記念公園
参加生徒数
136名
参加校
皆実,安古市,安芸,井口,祇園北,熊野,宮原,国泰寺,比治山,海田,大柿,加計, ひろしま協創,河内,吉田,舟入

前日から降っていた雨もやみ,心配の種である天候は,屋外写生にとって最高のコンディションで行うことが出来ました。本大会は1日で制作し,審査も行う非常にタイトな大会です。短時間で制作する際には,作品の完成形を強くイメージしておく必要があります。初参加の生徒さんは完成させるのに四苦八苦したのではないでしょうか。

今回大賞に選ばれた,熊野高校3年迫田佳成汰君の作品は,大胆な構図で筆使いも力強く,インパクトの強い作品でした。私は彼の絵画彫刻コンクールに出品した作品を覚えているのですが,今回の作品とのつながりを感じました。彼は自身を見つめ,表現方法を模索し,自分らしい作品を作り続けているのです。作品を見て「ああこれは○○の作品だ」と感じさせることが出来れば,作者としては成功と言えるのではないでしょうか。

また他の受賞作品も表現が多様で,それぞれに創意工夫が見られました。夏休みには尾道で写生大会がありますが,今回で学んだ事を生かし,力作が揃うことを期待しています。

大会運営委員長 水野悠史
(広島県立祇園北高等学校)

大賞

熊野 3年 迫田佳成汰

準大賞

熊野 3年 野村珠李

奨励賞

安古市 2年
平あかり

広島皆実 3年
大須琢真

広島皆実 2年
堀愛深

祇園北 3年
田川蓮華

熊野 2年
市場海沙

熊野 3年
服部理久斗

新人賞

祇園北 1年
西本美咲

熊野 1年
片岡稔里

舟入 1年
大橋由佳

第10回平和公園アート大会

審査日
平成30年6月9日(土) 天気:晴れ
大会会場
広島平和記念公園
参加生徒数
172名
参加校
安古市,広島井口,加計,可部,祇園北,吉田,呉宮原,広島観音,高陽,高陽東,修大附属鈴峯女子,熊野,沼南,比治山女子,福山葦陽,広島皆実,舟入,安芸

平和公園アート大会,今回実は始めて10周年の大会でした。まだまだ歴史は浅いですが,それでも生徒たちが7歳の頃からやっている大会です。天候が非常に不安定で今年こそ中止かと心配しましたが,雨間を縫ってこの日は快晴。暑い一日でした。

毎回言ってる事ですが,この「場」の持つ平和への願い,祈り,繋がりの力が,絵を描きながら,あるいは描くことによって生徒たちの心を動かしている。それが伝わる作品が今年も並びました。それはとても素敵な事だと思います。

大会運営委員長 水野悠史
(広島県立祇園北高等学校)

大賞

熊野 2年 大高下 陽菜

準大賞

安古市 2年 古川 愛美

奨励賞

呉宮原 3年
奥村 友香

祇園北 2年
山田 千晴

祇園北 3年
廣田 朋

広島皆実 3年
長谷川 健

広島観音 2年
細谷 瑠七

修道大附属鈴峯女子 3年
田窪 亮子

新人賞

呉宮原 1年
山本健太郎

生徒感想文
広島皆実高等学校 No.152 2年 楠元 野乃佳

 今回の「平和公園アート大会」に参加して改めて外国人の方の平和に対する関心の深さを実感することができました。私は平和の鐘を描いていたのですが,多くの外国の方々が鐘を鳴らしている様子を見かけました。中には鐘が鳴っている間ずっと目をつむっている方もいて,とても心が温かくなりました。このような様子を見ていると日本人よりも外国人の方が平和について深く考えているのではないか感じてしまいました。日本人でも一度も平和公園に来たことがない人もいると思うので,ぜひ平和記念公園に来て平和について考えてほしいと思いました。


広島井口高校 №11 佐々木 和香

 今日,制作しながら印象に残ったのは,見える景色を通して「未来の景色はどのようなものだろう」「これから先,どのような日々が待っているのだろう」と平和について想像したことです。

 昔,戦争がおこったのは権力の争いだけがきっかけではなく,一人ひとりが他人の思いを理解せず,思考の多様性を受け止めきれなかったこともあるのではないかと思います。私自身も人に思いを伝えるのが苦手です。自分の思いを伝える手段が,唯一絵を描くことでした。

私は,大会で,たくさんの人の思いを想像して絵を描きました。景色と思考を組み合わせ,自分なりに表現することは,思っていた以上に楽しかったです。絵を通して平和について考える良い機会になりました。また来年も,平和公園の景色に平和への思いを込めて絵にしたいなと思いました。
 
高陽高校 No.75 2年 川口紅葉

 前日には土砂降りの雨が降ったので、どうなるかと思っていましたが、快晴で絵が描きやすい1日でした。原爆ドームを描いていると、普段見ている時とは違い細かく建物を見ることができて、崩れているところ、色あせているところなどに気づきました。改めて原爆の怖さを感じました。また、外国人や親子連れがじっと原爆ドームを見ているのを見て、原爆ドームは平和を伝えるために大切なものなんだなと感じました。



呉宮原高校 No.58 2年 中本智菜

 私は今回、原爆ドームを描いたのですが,じっくりと原爆ドームを見て,改めて広島に投下された原爆,そして核兵器の脅威を感じました。そして同時に、私たちの住む日本が今後もずっとこの「平和公園アート大会」ができるような「平和な国」であってほしいと思いました。絵を描きながら自分も平和な世界にするためにできることはなんだろうと考えました。自分が出来ることを考えて行動できる人間になれるように頑張っていきたいと思いました。



広島観音高等学校 No.67 仁禮 裕介

「平和の火」というのは「火」であるということに意味があると思った。戦争は、しばしば「戦争の火種」や「戦火」のように「火」と関連づけられる。その「火」が平和を象徴するものに転じ、核が無くなるまで戦争は消えないという事を照らし出し,「私たちは核戦争を絶対に無くす」という気持ちを起こさせる。戦争の犠牲者から引き継がれた平和を象徴する「火」を,これからも大切にしたい。

熊野高等学校 No.104 2年 石坂美乃

私が感じた事は「目に見える物」だけを見ても何も変わらない、ということです。原爆の子の像を描く時、30分ずっと観察をしました。ガイドさんの話しを聞いた時の観光客の顔が少し前と違う顔をしている事に気付いた時。「本質」を知って自分が見るからこそ平和について考える事ができるんだ、と思いました。なので、私の考える平和の色を使い、本来の色とは別の色を塗りました。見てほしいもの、感じてほしいものはその物だけではない、というメッセージがつたわればいいな、と思います。
 
祇園北高校 2年 松岡 侑紀奈

 私が今日描いた広場は,今まで見たことのない広場でした。こんなところがあったんだと思っていたら,その広場には折り紙がたくさん飾られてあり,自分が気づかないところにもたくさんの願いが込められているのだなと思いました。その願いを少しでも多くの人に知ってもらえるように自分の絵ではその折り紙を空にはばたかせ,平和への祈りを込めました。



安芸高等学校 №166  貞尾 明日香

 今日の制作を通して色々な考えが浮かんできた。普段何気なく見ていた原爆ドームだったが,今日改めてじっくりと見て絵を描いてみると細部まで造りが分かり,どこがどう壊れてしまっているのかが分かった。

他にも描いているうちに色々と考えて今,自分がささいな事で不平不満を言っているのが馬鹿らしくなった。今日一日はとても良い経験になった。

第9回平和公園アート大会

審査日
平成29年6月3日(土) 天気:晴れ
大会会場
広島平和記念公園
参加生徒数
171名(23校)
参加校
安古市,広島井口,加計,可部,賀茂,広島観音,祇園北,沼南,熊野,広島,高陽,呉宮原,修道大学付属鈴峯女子,高陽東,広島国泰寺,比治山女子,庄原実業,広島皆実,安芸,舟入,吉田,三次青陵

平和公園アート大会は言わばジプシー集団で、開催時期も行ったり来たりだし、参加者が増えて喜ばしいけど、雨降ったらど~すんの?などという問題を抱えながら、今年も天候に恵まれ、沢山の参加を得て無事に開催できました。

世界情勢が日々不安定にバランスを変えていく中にあって、核兵器被爆地ヒロシマの、更に爆心地の真下にこうして集うことの意味…。公園の木々、数々のモニュメント、被爆建物たちはただそこに静かに佇み、「私達からいろんなことを感じなさい。そして君ら自身の意思によって立ちなさい」と語りかけてきます。その声がみんなの心に届きますように。

大会運営委員長 小池 一洋
(広島県立安芸高等学校)

大賞

安古市 3年 原 彩乃

準大賞

祇園北 3年 神川 望

奨励賞

広島 2年
高橋 智志

高陽 3年
中岡 佑嘉

高陽東 2年
畑ヶ迫 舞優

比治山女子 3年
藤井 結加

鈴峯女子 3年
中道 ゆい

祇園北 2年
高橋 優実

新人賞

安古市 1年
古川 愛美

庄原実業 1年
松村 千尋

福山明王台 1年
塚本 万理華

生徒感想文
可部高校 №24 上田 果穂

私は佐々木さだこさんの絵を描いたのですが,さだこさんは戦争のある時代に生きて病気になって亡くなってしまいました。私達は不自由もなく平和になりつつある時代で生きているので,もっと時間を大切に生きようと思いました。又この平和公園に来ると自然と平和のことについて考えてしまいます。まだ戦争のある国や世界に,もっと平和のことについて考えて欲しいと思いました。いつか戦争がなくなることを願いたいです。



広島皆実高校 №41 楠元 野々佳

私は初めて平和公園を訪れました。そこで,テレビの中にしかなかった建物や景色を見て,今までこの建物や景色を守り続けた方々の想いや,広島のことを知ろうとしている人々の想いの強さを感じました。絵を描いている最中も,多くの外国人や,広島のことを伝えている方の話し声が聞こえてきたので,こんなに多くの人が,広島や平和について考えていることに驚きました。私も自分の住んでいる広島について,もっと深く知っていこうと思います。



広島皆実高校 №42 竹内 花音

今日,原爆ドームの絵を描いている時,原爆ドームだけが周りの風景よりも圧倒的に彩度が低いことに気付きました。その光景が静かに72年前の悲しみを伝えているように感じました。今日ほど原爆ドームを長時間見たことは今までありませんでしたが,そこだけ時が止まっているような感覚に,何とも言い表せないような気持ちになりました。そして,どこかの学校が「平和の鐘」を歌っているのが聞こえたとき,改めて私達がこれからの「平和」をつくっていかなければならないと思いました。



熊野高校 №135 加藤 紗香

今日,1日原爆ドームの前で絵を描いてみて,原爆の恐ろしさを改めて感じることができました。普段だったら見るのが全体だけになってしまいますが,絵を描くことにより細かな所まで目を向けられるのですごく良い経験になったと思います。また,絵を描いていて,日本人だけでなく,外国の方に話しかけられたので,言葉で話すことが難しくても,絵を通じて伝えられることもあるのだと実感できました。



安芸高校 №164 濱野 滉哉

人は絶えず争いを繰り返します。それが原因で,数えきれない涙が流れてきました。その度に,人々の平和に対する思いは複雑に,でも確かなものとなったはずです。人が人を傷つけ,それに伴う悲しみの闇を心のどこかに住まわせてきたのだとしたら,これほどまでに愚かで無意味な行為はないと僕は考えます。



熊野高校 No.159 高瀬 翔太

自分が絵を描く時,外で描いたことがなくて,初めて外で描いた時,恥ずかしかったですが,楽しかったです。「平和」について描く時,「平和」とは何かと考えていましたが,明るい色と暗い色で明るい色が頭に出てきたので,明るい色の水彩画にしました。水彩画とか,絵具とかを使って描くのは苦手でした。「平和」というテーマで,人によって考え方が違ったと思います。僕は最後まで,「平和」とは何だろう,とずっと悩んでいました。



安古市高校 No. 5 榊 祥子

通りがかった人に声をかけられ,こんな話をされました。「川を描いている人はいない。それは当時川にはたくさんの死体がどこまでも浮いていて,それで川を描きたくないという人が増えていったからかもしれない。川を描く人は本当に珍しい。」これを聞いて,私はとても大切なものを描いているのだと感じました。だから心を込めて今回の絵を描きました。



広島国泰寺高校 No. 71 栩原 詩乃

今回の大会に参加して気付いた事は主に2つあります。1つ目は,広島県民でありながら,原爆ドームを間近で見たことがなかった事です。2つ目は,外国人の方も平和公園を訪れていることです。今日改めて原爆ドームと向き合い,絵を描くことで,それが残されている意味を考えました。平和な世界をつくるのは私たちではないでしょうか。良い機会をありがとうございました。



広島市立舟入高校 No. 182 谷口 和夏

今回の制作を通し,私は原爆や戦争の恐ろしさを知りました。目で見て写生したことで,原爆ドームの崩れた跡がはっきりと分かり,たった一発の原爆でこうもなるかと思いました。また,原爆の子の像や,そこに捧げられているたくさんの折鶴,また,行き交う人々から,平和への祈りが感じられ,私はこの広島に住んでいるのだから,しっかりしなくてはと思いました。



修道大学付属鈴峯女子高校 No.130  切川 夏乃

通りすがりの人が私の描いている木は70年以上生きていると言って下さって,戦争から生きるこの木の生い茂る緑が平和を象徴しているのだと思いました。私は,平和は見て感じるものではないと思うので,意識的に平和と結びつくものからしか本物の平和は感じられないのかなと思いました。平和の定義は人それぞれだけど,その人が直感的に平和だと思えば,平和なのだろうと思うので,平和を感じられる人が増えていけばいいと思いました。今日の制作で,「こんにちは」と話かけられたり,ハトや虫が近くに寄ってきたり,自然の音や外国の聞いたこともない言語を耳にしたり,子ども達の合唱を聞いたりして,新鮮な1日だった。これが平和なのかなと思いました。



祇園北高校 No.51 松岡 侑紀奈

原爆ドームを見ていて,原爆ドームは1色じゃないなと思った。怒りや悲しみの色が見えてくる気がして,赤にも青にもなれる頑爆ドームを眺め,その原爆ドームはそこに存在しているだけで(外国人の方も含め)多種多様の人間に色々な影響を与えているような気がするなと思った。

第8回平和公園アート大会

審査日
平成28年6月8日(土) 天気:曇り
大会会場
広島平和記念公園
参加生徒数
136名
参加校
皆実,安古市,安芸,井口,祇園北,熊野,宮原,国泰寺,比治山,海田,大柿,加計, ひろしま協創,河内,吉田,舟入

第8回平和公園アート大会2016は,夏に開かれた高校総文の準備作業(みんなお疲れ様でした)などもあって,開催時期を10月15日まで下げました。この時期はどの学校も修学旅行や中間テストなどが重なっており,参加者が少ないのでは…と心配でしたが,それでも119名の参加者を得て無事開催できました。

作品の審査は引率の先生方の挙手で行います。今年も平和への願いを色と形に託した力作が並んで見応え十分。そんなわけで,たまたま通りがかったおじさん達も一緒に手を上げるものだから,票数が分からなくなります。

「すみません。あの,ホント申し訳ないですけど,手ぇ上げないでいただけますか?」そう言って回りながら,ふむ,一般の人たちが審査に参加するのもいいかも知れない…などと思ったり。

まとめの講評で,「やはり,思い切ってしっかり描き込まれた作品は強い。気持ちが伝わってくる。」との言葉があった通り,思ったこと,感じたことの全てを吐き出す。画面に描ききる。このパワーを失うことなく,これからも続けていきたいものです。

大会運営委員長 小池 一洋
(広島県立祇園北高等学校)

大賞

熊野 2年 井手元 咲良

準大賞

高陽東 2年 菅谷 朱理

奨励賞

広島 2年
安藤 佑奈

広島 1年
大野 美森

広島国泰寺 3年
吉本 愛梨

広島国泰寺 3年
川本 裕子

呉宮原 2年
平本 奈菜

高陽 2年
宇都田 彩花

高陽東 3年
安田 伊吹

新人賞

呉宮原 1年
小田原 凜人

広島 1年
熊井 彩乃

鈴峯女子 1年
濱野 奈々子

生徒感想文

 今日1日制作していて,何気ないこの日が平和そのものであると改めて感じました。家族や友達と一緒に散歩している人達,作品を描いている時,いろいろな人を見たけれど,そんな日常が本当は一番大切な事なのかなと思いました。今日アート大会に参加して,平和の大切さを改めて気づくことができました。(安芸府中高校)

 今日の制作を通して、触れ合ったことのない外国人の方など話ができたり、通りすがりのガイドさんの説明で自分の知らなかった事柄を知ることができました。普段気になることのないものを制作を通して知っていくのはとても新鮮だったし、交流したことのない人たちとの交流はとても貴重でした。制作途中でお年寄りに応援してもらったときは心がとても温かくなりました。(可部高校)

 今回は、バラの花を描きました。焼野原であった広島が、今ではバラの花も植えられるようになったことに対して、たくましさを感じたからです。ただ、今回の平和公園の絵はバラがうまく書けませんでした。しっかり構図を考えることができなかったこともありますが自分が平和そのものを考えられていなかったことも関係があるような気がします。(熊野高校)

 私は3年生で来年からは広島と違う所に住むので,最後の原爆ドーム写生だな…と思いながら描きました。原爆ドームを描いていると,毎年広島に起きた事,それから復興してきた広島を思い,今ある幸せを強く感じます。そして様々な国,地域からやってきた人々と同じように私もこの今の幸せを大切に守っていきたいと思います。(高陽東高校)

 私は原爆ドームを見ながら制作をしました。元安川への静かな流れとドームの厳しさ,凛々しさが漂う雰囲気には歴史を感じさせるものがあり,戦争の経験とその名残というものに直接触れたように思います。私たちはこの残された遺産から,平和をもう一度考え,見直していかなければならないと思いました。(広島高校)