第8回 平和公園アート大会2016
- 事業名
- 第8回 平和公園アート大会2016
- 審査日
- 2019年6月8日(土) 天気:曇り
- 大会会場
- 広島平和記念公園
- 参加生徒数
- 136名
- 参加校
- 皆実,安古市,安芸,井口,祇園北,熊野,宮原,国泰寺,比治山,海田,大柿,加計, ひろしま協創,河内,吉田,舟入
第8回平和公園アート大会2016は,夏に開かれた高校総文の準備作業(みんなお疲れ様でした)などもあって,開催時期を10月15日まで下げました。この時期はどの学校も修学旅行や中間テストなどが重なっており,参加者が少ないのでは…と心配でしたが,それでも119名の参加者を得て無事開催できました。
作品の審査は引率の先生方の挙手で行います。今年も平和への願いを色と形に託した力作が並んで見応え十分。そんなわけで,たまたま通りがかったおじさん達も一緒に手を上げるものだから,票数が分からなくなります。
「すみません。あの,ホント申し訳ないですけど,手ぇ上げないでいただけますか?」そう言って回りながら,ふむ,一般の人たちが審査に参加するのもいいかも知れない…などと思ったり。
まとめの講評で,「やはり,思い切ってしっかり描き込まれた作品は強い。気持ちが伝わってくる。」との言葉があった通り,思ったこと,感じたことの全てを吐き出す。画面に描ききる。このパワーを失うことなく,これからも続けていきたいものです。
大会運営委員長 小池 一洋
(広島県立祇園北高等学校)
生徒感想文
今日1日制作していて,何気ないこの日が平和そのものであると改めて感じました。家族や友達と一緒に散歩している人達,作品を描いている時,いろいろな人を見たけれど,そんな日常が本当は一番大切な事なのかなと思いました。今日アート大会に参加して,平和の大切さを改めて気づくことができました。(安芸府中高校)
今日の制作を通して、触れ合ったことのない外国人の方など話ができたり、通りすがりのガイドさんの説明で自分の知らなかった事柄を知ることができました。普段気になることのないものを制作を通して知っていくのはとても新鮮だったし、交流したことのない人たちとの交流はとても貴重でした。制作途中でお年寄りに応援してもらったときは心がとても温かくなりました。(可部高校)
今回は、バラの花を描きました。焼野原であった広島が、今ではバラの花も植えられるようになったことに対して、たくましさを感じたからです。ただ、今回の平和公園の絵はバラがうまく書けませんでした。しっかり構図を考えることができなかったこともありますが自分が平和そのものを考えられていなかったことも関係があるような気がします。(熊野高校)
私は3年生で来年からは広島と違う所に住むので,最後の原爆ドーム写生だな…と思いながら描きました。原爆ドームを描いていると,毎年広島に起きた事,それから復興してきた広島を思い,今ある幸せを強く感じます。そして様々な国,地域からやってきた人々と同じように私もこの今の幸せを大切に守っていきたいと思います。(高陽東高校)
私は原爆ドームを見ながら制作をしました。元安川への静かな流れとドームの厳しさ,凛々しさが漂う雰囲気には歴史を感じさせるものがあり,戦争の経験とその名残というものに直接触れたように思います。私たちはこの残された遺産から,平和をもう一度考え,見直していかなければならないと思いました。(広島高校)