第47回広島県高等学校デザインコンクール
- 事業名
- 第47回広島県高等学校デザインコンクール
- 審査日
- 令和元年10月25日(金)
- 審査会場
- 広島県立福山明王台高等学校(格技場)
- 審査員
- 尾道市立大学 野崎眞澄教授
尾道市立大学 桜田知文教授 - 出品点数(校数)
- 484点(50校)
今年後から審査会場を広島県立福山明王台高等学校の格技場に変更して実施した。審査についてはこれまでと同様「平面部門」「平和デザイン部門」「立体部門」「映像部門」それぞれについて、県内の高等学校美術教員が入選以上と思われる作品を選出した。
午後からは特選以上となる作品と,各賞に該当する作品の審査を尾道市立大学の野崎眞澄教授と、桜田知文教授により行っていただいた。
平面,立体,映像いずれも入賞に選ばれた作品をはじめとして,生徒の熱量が感じられる作品ばかりであった。しかし,コンセプトが明確であった一部の作品を除いては,毎年の課題である『デザインをする』ということへの意識は今年も希薄であったと言わざるを得ない。ご講評を賜る諸先生方から毎年のように「デザインをすること」への意識を問われていながら,それに対する解を見いだせずにいる状態が続いている。
「グッドデザイン賞」を主催する公益財団法人日本デザイン振興会では,デザインの定義づけは難しいとしつつも,『デザイナーが何か新しい物事を設計する際には必ずその中心軸に「ヒト」または「人々」が存在し,そして「そのヒト(人々)には何が必要だろうか?そして、何を設計するべきか?」を考えます。これが、現代の「デザイン」という言葉の定義において最も重要な中心核だと我々は考えています。』と述べている。(出典:https://www.jidp.or.jp/ja/about/firsttime/whatsdesign)
今一度「デザインすること」の意義を考えて各自の制作に臨むことが,今後のコンクールの成否に関わると思っている。
また,平和デザイン部門の出品数が少ない現状にも変化はなく,こちらも大きな課題として山積したままとなっている。平和デザイン部門の存続は「デザイン」を冠する本コンクールにおいて不可欠な要素であり,本コンクールの基幹ともなっている部門である。本コンクールを「デザイン」のコンクールたらしめる為にも,次年度以降改善できるところは改善していきたい。
コンクール運営委員長 村田 公人
(広島県立福山明王台高等学校)
学校賞
- 広島県教育委員会賞
- 広島市立沼田高等学校
- 広島県高等学校文化連盟会長賞
- 広島県立広島皆実高等学校
- 広島県高等学校美術連盟会長賞
- 広島県立熊野高等学校
個人特別賞
- 広島県知事賞
- 広島国泰寺 2年 田邉三史郎
- 広島市長賞
- 広島皆実 3年 楠元野乃佳
- 広島県教育委員会賞
- 市立沼田 2年 河野あずさ
- 広島県高校文化連盟会長賞
- 安芸府中 2年 藤原香凜
- 広島県高校PTA連合会会長賞
- 近大付属東広島校 2年 田村健一郎
- 平和デザイン賞
- 福山誠之館 2年 三宅遥花