第48回広島県高等学校デザインコンクール
- 事業名
- 第48回広島県高等学校デザインコンクール
- 審査日
- 令和2年10月23日(金)
- 審査会場
- 広島県立福山明王台高等学校
- 出品点数(校数)
- 477点(47校)
今年度は以前猛威を振るっている感染症の影響により,各校で部活動の活動時間短縮や,休校が行われるなど,例年とは違った制作環境となった。そのことから当初は出品数の大幅な減少や,大会規模の縮小も懸念されたが,蓋を開けてみれば,例年と比べても出品数に変化はなく,ほぼ例年並みの規模でコンクールが開催され,各校で熱心に指導に当たられた諸先生方,こういった状況の中でも懸命にクリエイティブな情熱の灯を絶やさなかった各校の生徒たちの想いというものが感じられるコンクールとなった。
審査についてはこれまでと同様「平面部門」「平和デザイン部門」「立体部門」「映像部門」に分けて行われたが,例年外部の先生に審査をお願いしている部分を,今年度については感染症の拡大のリスクを避けるために美術連盟所属の教職員のみで実施することとした。
どの部門においても入賞以上に選ばれた作品をはじめとして,入選の作品,どれもが時間的な制約が例年に比べ厳しい中で切磋琢磨したことが感じられる作品であった。毎度の懸案事項であった「作品のコンセプト」についても,今回から作品裏面にそれをしっかり明示することで,『デザインをしている』ということへの一定の意識付けができていると感じた。ここからよりデザイン性というものが強く感じられる作品が増えていけば「デザインコンクール」の名に沿ったコンクールの体をなしてくると思われる。
また,平和デザイン部門の出品数が少ない現状については今年も継続しており,こちらの出品をより広く募っていきたい。本県にこの部門が存在している意義や,本コンクールの成り立ちを鑑みても,平和デザイン部門がより活発になることが理想であると考える。そこの部分の各校へのアナウンスが不足していたことは否めないため,次年度は平和部門への出品数を今年度の3倍以上を目指していきたい。
コンクール運営委員長 村田 公人
(広島県立福山明王台高等学校)
学校賞
- 広島県教育委員会賞
- 広島市立沼田高等学校
- 広島県高等学校文化連盟会長賞
- 広島県立熊野高等学校
- 広島県高等学校美術連盟会長賞
- 広島県立広島皆実高等学校
個人特別賞
- 広島県知事賞
- 市立沼田 2年 宇根慈
- 広島県教育委員会賞
- 広島国泰寺 1年 中村水優
- 広島県高校文化連盟会長賞
- 市立沼田 2年 川口春
- 広島県高校PTA連合会会長賞
- 市立沼田 2年 上瀬麻里那
- 広島県高校美術連盟会長賞
- 市立沼田 2年 安村香菜子
- 平和デザイン賞
- 福山誠之館 2年 山添涼華