県高校総文祭 美術工芸展(中央展)

第53回美術・工芸展(中央展)

事業名
令和3年度広島県高等学校総合文化祭第53回美術・工芸展(中央展)
会期
11月9日(火)~14日(日)
会場
広島県立美術館 県民ギャラリー
作品数
443点(絵画132点,デザイン238点,工芸・彫刻・立体73点)
出品校数
来場者数
937人

 11月9日(火)~14日(日)の期間、令和3年度広島県高等学校総合文化祭 第53回美術・工芸展(中央展)を広島県立美術館県民ギャラリーで開催しました。

 緊急事態宣言下では多くの学校で部活動休止の措置がとられ、制作時間が大幅に削られました。そのことが作品数や完成度にどう影響するか心配していましたが、蓋を開けてみれば、今年度も趣向を凝らしたエネルギッシュな作品が多数集まってきました。日常生活の必須アイテムとなったマスクを題材に描かれた作品もあり、高校生たちがユニークに「今」を表現した展覧会になったと感じます。

 会場では、美術連盟主催コンクールの優秀作品をまとめて展示しました。今年度は無事に「尾道を描く写生大会」「平和公園アート大会」が開催できたことで、受賞作品の展示も復活し、広島らしさが戻ってきました。また、新たに「入選」「特選」の表記を導入し、デザインコンクール、絵画・彫刻コンクールの受賞結果が分かりやすい展示形態にしました。今回は、立体作品、レリーフの技法を使った平面作品が多く出品されており、見方によって表情を変える作品が散見されたのも印象的でした。

 今年度も美術・工芸展が無事に開催され、地域の皆さまに高校美術部員の力作を披露できたことを嬉しく思います。中高生の皆さんは、一連のコンクールや中央展で得たものを今後の制作に活かし、更なる成長のきっかけにしてください。また、尾道・三原地区、三次地区、呉地区、福山・府中地区では、例年1~2月に地区展を開催しています。中央展では見られない作品も多数出品されておりますので、そちらにもぜひお運びください。

 来年度の美術・工芸展でも、すばらしい作品に出会えることを楽しみにしています。

中央展事務局長 林 香里 
(広島市立広島商業高等学校)