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広島県高等学校美術連盟事務局

広島県立呉宮原高等学校
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呉市宮原3丁目1-1
TEL:0823-21-9306
FAX:0823-21-9308

大会

第19回「尾道を描く」写生大会

事 業 名 第19回「尾道を描く」写生大会
開 催 日 平成26年8月4日(月)~6日(水)
会   場 尾道市立美術館 尾道市役所公会堂別館 ほか
参加人数 184名
参加校数 28校
参加校 福山葦陽 市立福山 安田女子 呉宮原 明王台 如水館 高陽 祇園北 尾道東 三次 市立沼田 山陽 高陽東 府中東 鈴峯女子 県立広島 因島 松永 吉田 神辺旭 福山商業 廿日市 戸手 広島皆実 暁の星 尾道商業 近大附福山 総合技術
参加生徒総数184名、参加校28校と、昨年を大幅に上回る賑わいを見せました。これからを生きる若人が持つ新しい「感性」で描く情緒豊かな古きよき港町「尾道」の風景画は、2つとして同じものはなく、今年で19回目を迎えてもなお発見と驚きがあり、生徒にとっても刺激的で自分を磨く貴重な3日間になったのではないでしょうか。
 開催の数日前から曇り空が続き、開催にも影響がないかと心配する声すら聞こえる中でスタートした初日でしたが、むしろ日差しも穏やかで気持ちのいい天候で、参加生徒にとっても制作しやすい一日だったようです。2日目3日目は天候が不安定で、中には宿舎に残って制作する者もいました。これぞ写生大会と思わせんばかりに、天候が変化を繰り返し、生徒たちを苦しませた大会だったように思います。
 今年の閉会式会場は、参加者増加に伴って、尾道市役所公会堂別館となりました。作品提出の50分も前から、渾身のキャンバスを引っ下げた参加生徒たちが続々と姿を現しました。3日間の格闘で疲れ果てているようでしたが、しかしどこか達成感や満足感といった表情にも見受けられました。その後、全参加生徒の全作品を前に厳正なる審査が行われました。
 審査の結果、県立呉宮原高校の大石洋貴くんの作品が最優秀賞に選ばれました。細い路地を描いたこの作品は、全体的に色調が淡く、どこか寂しさを感じる印象でした。構図は、中央に消失点を置き、まっすぐとキャンバス中央に道が長く伸びるというシンプルなものですが、描写力の高さと空気感の表現が加わり、他の作品にはない不思議な緊張感を見せています。活気に溢れた賑やかな商店街から一歩細道に入った別世界。まとまりのあるとても心揺れ動く作品です。今後のさらなる活躍を期待します。

本ページ下部にて,参加生徒による感想文の一部を紹介しております。ぜひご覧ください。

最優秀賞

呉宮原 1年

大石洋貴

優秀賞

吉田 2年

岡茂源貴

高陽東 2年

竹本朱里

山陽 3年

山吉翔

市立沼田 1年

濱野すみれ

鈴峯女子 3年

得能沙也佳

奨励賞

祇園北 1年

高江すみれ

近大附福山 2年

門田朱乃

戸手 3年

高垣瑠璃

県立広島 1年

今田凛輝

県立広島 1年

小幡安寿佳

県立広島 2年

垣内蓮美

高陽 3年

紀川夏奈子

高陽東 2年

櫟村朋恵

市立沼田 1年

倉田朋佳

廿日市 2年

山本彩花

如水館 3年

川内麻由

如水館 3年

池上惟

尾道東 2年

佐藤由依

鈴峯女子 1年

宮地玲彩

鈴峯女子 3年

水戸毬愛

受賞者一覧

学校・学年 氏名 タイトル
最優秀 呉宮原 1年 大石 洋貴 「尾道を描く」
優秀 吉田 2年 岡茂 源貴 「尾道を描く」
高陽東 2年 竹本 朱里 「尾道を描く」
山陽 3年 山吉 翔 「尾道を描く」
市立沼田 1年 濱野 すみれ 「尾道を描く」
鈴峯女子 3年 得能 沙也佳 「尾道を描く」
奨励 祇園北 1年 高江すみれ 「尾道を描く」
近大附福山 2年 門田 朱乃 「尾道を描く」
戸手 3年 高垣 瑠璃 「尾道を描く」
広島 1年 今田 凜輝 「尾道を描く」
広島 1年 小幡 安寿佳 「尾道を描く」
広島 2年 垣内 蓮美 「尾道を描く」
高陽 3年 紀川 夏奈子 「尾道を描く」
高陽東 2年 櫟村 朋恵 「尾道を描く」
市立沼田 1年 倉田 朋佳 「尾道を描く」
廿日市 2年 山本 彩花 「尾道を描く」
如水館 3年 川内 麻由 「尾道を描く」
如水館 3年 池上 惟 「尾道を描く」
尾道東 2年 佐藤 由依 「尾道を描く」
鈴峯女子 1年 宮地 玲彩 「尾道を描く」
鈴峯女子 3年 水戸 毬愛 「尾道を描く」
入選 広島皆実 2年 松木 清美 「尾道を描く」
広島皆実 1年 大内  沙羅 「尾道を描く」
高陽東 2年 小林 美南海 「尾道を描く」
高陽東 1年 栗栖 絵実 「尾道を描く」
安田女子 1年 小倉 綾峰 「尾道を描く」
高陽 3年 船津 さくら 「尾道を描く」
因島 3年 村上 悠介 「尾道を描く」
明王台 1年 北村 蘭丸 「尾道を描く」
福山葦陽 2年 村上 功凌 「尾道を描く」
福山市立 1年 柳田 菜々子 「尾道を描く」
福山市立 2年 後藤 美菜 「尾道を描く」
福山市立 2年 三坂 笑花 「尾道を描く」
福山市立 2年 渡壁 樺子 「尾道を描く」
鈴峯女子 3年 木本 千聡 「尾道を描く」
鈴峯女子 1年 田中 真由 「尾道を描く」
鈴峯女子 3年 伊達 里李香 「尾道を描く」
鈴峯女子 3年 北野 由里恵 「尾道を描く」
松永 1年 原田 夏帆 「尾道を描く」
市立沼田 2年 河南 みつき 「尾道を描く」
市立沼田 2年 木田 小晴 「尾道を描く」
三次 1年 伊藤まどか 「尾道を描く」
総合技術 3年 芝田 今日子 「尾道を描く」
府中東 3年 長谷川 怜花 「尾道を描く」
呉宮原 1年 平井 千晴 「尾道を描く」
福山商業 1年 貞光 茉優 「尾道を描く」
福山商業 3年 大塚 彩加 「尾道を描く」
広島 1年 陶山 歩海 「尾道を描く」
広島 2年 藤井 千恵子 「尾道を描く」
暁の星 1年 貞國 ゆり 「尾道を描く」
神辺旭 1年 德田 沙恵 「尾道を描く」
祇園北 2年 中村麻里菜 「尾道を描く」
如水館 1年 向井 雪乃 「尾道を描く」

参加生徒の声

★    『意味のある3日間』 Y高校2年

私はこの3日間でいろんなことを学んだ気がします。

最初,私は正直絵を描くことよりも友達と合宿自体を楽しみたいというのが本音でした。

なので,あまりやる気のないまま,尾道に着きました。そして蒸し暑い坂道の階段をひたすら下りながら,来るんじゃなかったなと思っていました。

 しかし,そんな私を変えてくれたのはまぎれもなく尾道の美しい景色でした。初日に描く場所を決めて,下描きをしていると,波の音や海の香りが心地よくて,絶対にいい絵を描きたいと思いました。

 そしてその日から,夜中まで夢中になって描き,2日目の午後は無意識に手が動いているような感じでした。その日の夜は睡魔に負けてしまい,そのことは今でも後悔しています。

 とにかく,本気で3日間取り組めたことが私はうれしいし,良かったと思っています。この経験をいかしてこれからも全力で絵を描きたいと思います。

 

 

★    『「尾道を描く」写生大会に参加して』 K高校1年

私は今年初めてこの写生大会に参加しました。私はこれまでにあまり風景画を描いたこ

とがなかったので,ぜひ景勝地として有名な尾道で技術を習得したいと思い,今回の大会に参加しました。

大会には県内からいろいろな高校の美術部員が参加していて驚きました。油絵で描いている人もいれば,水彩の人もいて,同じ尾道の町を描いているのに印象がかなり違って見えておもしろかったです。特に,他の人の絵と自分の絵を比べる際に参考になったのが,講評会です。講評会では,他の高校の人の作品を鑑賞したり,先生に助言をいただいたりして,自分の作品を仕上げていく上でとても勉強になりました。他の人の作品を見て,いろいろな色の使い方や構図などを学べて良かったです。

 この写生大会を通して,同じ高校の美術部員とも協力して団結力を強めることができたし,たくさんの作品を見てとても勉強になりました。これからも頑張っていきたいです。

 

 

★ 『写生大会』 M高校1年

 私が写生大会で参加してよかったなと思ったことは,2つあります。

 1つ目は,たくさんの美術の先生方に自分の絵を評価してもらえたことです。私は風景画をあまり描いたことがなかったので不安でしたが,たくさんのアドバイスをもらって絵を完成させることができました。ですが,まだまだ練習していかないといけないなと思いました。

 2つ目は,たくさんの学校の生徒の絵を見ることができたことです。今まで私は友達の絵や自分の絵を見ることしかできなかったので,いろんな人の絵を見ることができ,こういう絵の描き方もあるんだなと思いました。そして,もっともっと絵を描いて自分が思ったとおりに絵を描けるようになりたいと思いました。

 この写生大会に参加して,たくさんのことを学べてよかったです。

 

 

★    『「尾道を描く」写生大会を終えて』 M高校2年

  「尾道を描く」写生大会が行われると聞いた時は,尾道とはどんなところか,何を描けばいいのか,分からないことが沢山あって困惑しました。しかし,実際に尾道に行ってみると海辺,石垣,山,寺,商店街と何処に行っても風情があってよい景色でした。

  場所を決めて描き始めた時は,正午近くで日が差し込めていました。そんな中で描いている時には通りすがりの人たちが,「熱中症にならんようにね。」と声をかけてくださいました。

  私はこのような素敵な所を写生できたことをとても嬉しく思っています。また,いつか美術部の友だちと尾道を描きに行きたいと思います。

 

 

★    『大会を終えて』 S高校3年

  今年で私は3回目の参加となりました。先輩として後輩に何か伝えられていればいいなと思いました。1日目は場所選びにかなり時間をかけてしまい,あまり色をのせることができませんでした。2日目の午前中に下地の色が見えないようにし、3日目は細部を描けることを目標にしました。3回目の参加で、やっと絵が描けるようになったなと感じました。1,2年の時は構図や色のことをあまり考えていなかったと思います。なので今回は構図に気をつけました。狭い路地の先の神社に魅力を感じたのでそれが伝わるように気を付けました。3回目でやっと気付けたことはたくさんあります。下地の色も場所もしっかり考えるのが必要だと感じました。来年は卒業しているのでこの大会には参加できないけれど、この大会で考えたことを今後の制作に生かしていけるように気を付けていきたいと思います。

 

 

★    『尾道を描く写生大会に参加して』 G高校1年

今回の写生大会に参加して、とても意味のある体験ができてよかったと思います。ど

こかで泊まりながらずっと絵を描くことが初めてではじめは少し不安でしたが実際にやってみるととても楽しくて夢中になりました。

絵を描いていたり、先生のアドバイスを聞いているうちに自分の絵の癖が分かってき

だして、これからはそれを生かしながら、また他の人の絵でいいなと思ったところを取り入れながら、自分らしい絵を描いていけるようになりたいです。

今回は賞に入れなくて残念でしたが、来年の大会では賞に入れるようになりたいと思

います。

 

 

★ 『「尾道を描く」写生大会』K高校2年

  「尾道を描く」写生大会への参加は今年で二度目です。去年は、私は初めての合宿で、風景を描くことに慣れていなかったこともあり、あまり尾道らしさのない絵になってしまいました。なので、今年こそは尾道の良さや空気が伝わる絵にしようと、階段を上から見下ろした絵を描きました。

  この大会で一番勉強になるのは、普段交流することのない他校の生徒の方々の絵を見られること、色々な先生に講評していただけることです。この三日間で、一人で描くだけではわからなかった様々なことに気付くことができました。

  次の大会でも、今回学んだことを生かして、自分で納得できる絵を描きたいです。

 

 

★ 『大会で経験したことと次に課題』K高校1年

  僕は小学校の時から絵の賞をよくもらっていました。その頃から絵は自分の得意なものとしてあり続け,絵で負けたくないというプライドができました。だからもっと絵を極めたいと思い美術部に入部しました。今回初めて人が多く行き交う場所で絵を描くこととなりとても新鮮でした。この大会で1番になってやるという欲がありました。

 1日目,場所を決定して下書きを始めました。場所選びはとても慎重に選びました。そこを気に入ったのは良かったのですが,複雑な部分が多く下書きに1日を使ってしまい,場所に後悔したときもありました。先生方にはスピードを上げることをアドバイスしてもらいながら色を着けていきました。2日目が終わったのにまだ半分しか塗れてなくて心が折れそうでした。ですが多くの人に頑張れと声をかけてもらい自信を保つことができました。3日目になんとか全てをぎりぎりで塗り終え提出できました。急いで塗ったので雑な個所ができてしまい,悔しい思いをしました。しかし,表彰会場で自分の絵が前に置かれていました。顧問の先生からは「よかったじゃん」とだけ言われ,目の悪い自分は何の賞を取っているのか見えませんでしたが,表彰式が進む中で,最優秀を取れていたことを悟りました。

 

 

★     『好きじゃー尾道!!』K高校2年

私は絵を描くことが本当に好きです。勉強も食事もそっちのけで絵を描いていたいで

す。なので、今回の大会の参加というのは私にとってとっても楽しみにしているものでした。

だけど、一日中絵を描き続けることは、身体的にもしんどくて、途中で折れてしまっ

たときもありました。自分の遅筆さ、力不足を痛感し、大会が終わったときは、達成感とその何倍もの悔しさがありました。

今回の大会を通し、自分の絵の良いところ、まだまだのところをを人から教えてもら

うことで糧にできたと思います。もっともっと自分の描きたい景色をキャンバスに再現できるようになりたいです。悔しさをバネにして、人の絵をみて学び、人からのアドバイスもたくさんきいて、上達していこうと思います。

尾道の景色は、何もかもが素敵にみえました。この大会はとっても好きです。来年、とんでもなくパワーアップして、ぜひ参加したいです。

 

 

★     『私と絵だけ』H高校2年

私は今年初めて「尾道を描く」写生大会に参加しました。大会が始まる前までは,風景画を描くことに苦手意識をもっていたので,私は正直この大会の三日間を乗り切ることができるのだろうかと少し不安でした。しかし,この大会を通して尾道の美しい景色を描くことがとても楽しいと感じました。

  私がこの大会で最も心に残っているのは,大会二日目の夜のことです。その日,私はまだ下描きと,簡単な背景しか仕上がっておらず,とても焦っていました。もともと描くのが遅い私ですが,苦手な風景画ともあって,ますます進行が遅くなりました。まわりの仲間たちは着々と絵を仕上げているのに,どうして私はこんなにできないのだろうと,つい暗い思考に陥ってしまいました。それでも描く手は止めませんでした。すると午前4時頃から,ふと気付くと自分と絵だけがここに存在しているような気分になったのです。私はこの不思議な気持ちを求めて描き続けます。